記事の内容
1.政府のお金の流れの基本
政府のお金の流れは、通貨の発行による資金調達、政府支出による実態経済の通貨の増加と政府債務の増加、徴税による 実態経済の通貨の 減少、通貨の償却による通貨の消滅と政府債務の減少という流れになります。発行した通貨と税金により消滅した通貨の量には以下の関係が成立します。
- 通貨発行>通貨償却 経済成長の前提
- 通貨発行<通貨償却 経済衰退
- 通貨発行=通貨償却 経済停滞
2.経済成長の前提
経済成長するには、投資の拡大により支出を拡大し、供給力を拡大し、生産を拡大し、所得の増加を図り、需要の拡大を図り、さらなる投資、生産、所得、需要の拡大を繰り返していく必要があります。
3.実体経済に必要なお金の量
経済成長に伴い実態経済には必要とされるお金の総量は大きくなります。政府は増加した必要なお金を供給していく必要があります。そのためには、税金で徴収する以上に政府支出が大きくなければなりません。この増加させるお金は政府の負債になりますが、減らす必要のない負債になります。実際のお金の流れは、国債の借り換えにより償還しつつ新たな国債で支出を行うことになります。

4.政府支出のお金の流れ
このサイクルを上手く回していくには投資による供給能力の拡大が必要です。 供給能力拡大により実体経済で必要とされるお金の量が決まるので、継続的に成長するためには、政府支出拡大による投資の拡大 、生産性向上、所得増加、需要拡大、生産拡大により経済成長することが必要です。この経済成長により、実態経済で必要とされるお金の量が大きくなります。これにより、さらに政府支出によるお金の供給が可能になります。生産性向上が著しい現在においては、投資・供給力の拡大は難しいことではありません。
- 政府が調達したお金は、政府支出により実体経済のお金を増加させます。
- 徴税により実体経済のお金が減少します。
増加分が減少分より大きければ( 増加分>減少分)、実体経済の通貨量は増加します。政府によるインフラ投資や技術投資により供給力が拡大し、経済成長すると取引量(取引数、規模)が大きくなるので必要なお金も増加します。この必要とされる通貨量が適正になるよう政府支出、税金を調整する必要があります。
お金の拡大の流れは以下のようになります。


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